
MSLならではのやりがい
- 1. 医師との対等な科学的ディスカッション
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MSL(Medical Science Liaison)の大きなやりがいの一つに、医師と対等な立場で科学的な議論ができることが挙げられます。営業職とは異なり、純粋に医学・薬学の知見を活かしたディスカッションを通じ、医師の疑問に応えたり、新たな知見を共有したりといった専門性を活かした交流が求められます。
- 2. 医療現場の課題解決への参画
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MSLは、医療現場が抱える課題に対して、科学的視点から解決策を提示できる立場です。医師の生の声を製薬企業へ届けることで、新たな研究や開発につながることもあり、自らが医療の進歩に貢献している実感を得られる点が大きな魅力です。
- 3. 専門性を活かした医療への貢献
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MSLは高度な医療知識を活かし、医療従事者への正しい情報提供を通じて、治療の質向上に寄与します。間接的ではありますが、患者のQOL向上に貢献できるやりがいのある職種といえます。

MSLのキャリアステージ別やりがい
- 1. 新人MSL期(1-2年目)
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新人MSLは、知識習得と医師対応の基礎スキルを身につける時期です。初めて医師と対話し、自分の知識が現場で役立つ経験は大きなやりがいにつながります。医療情報の解釈や伝え方を磨くことで、自身の成長を実感できます。
- 2. 中堅MSL期(3-5年目)
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中堅MSLになると、自らの得意分野や専門領域が明確になり、より深いディスカッションが可能になります。KOLとの関係性も深まり、医療現場の課題に対して自ら提案できる場面が増え、影響力が広がることがやりがいにつながります。
- 3. ベテランMSL期(5年目以降)
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ベテランMSLは、新人・中堅の指導役も担い、社内外での存在感が高まります。戦略的な視点でプロジェクトを推進したり、メディカル戦略に貢献する立場となり、自身の知見と経験が組織や医療業界全体に活かされるやりがいがあります。

MSL需要が高まる理由について
- 1. 個別化医療の進展
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近年、患者ごとに適した治療法を選択する個別化医療が進んでいます。治療選択肢が多様化する中、医療従事者は正しい情報を必要としています。MSLは科学的エビデンスをもとに最新情報を提供し、医療現場を支える役割として、その重要性がますます高まっています。
- 2. 新薬開発の複雑化
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新薬開発は高度化・複雑化しており、医療従事者への情報提供には高度な専門知識が欠かせません。MSLは医師とディスカッションを重ね、治療方針に影響を与える情報提供を行うことで、企業と医療現場の橋渡し役を果たします。こうした背景から、MSLの需要は今後も拡大すると考えられています。

コントラクトMSLの将来性
- 1. 複数プロジェクト経験による市場価値向上
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コントラクトMSLは、様々な企業や疾患領域のプロジェクトを経験できる点が大きな強みです。一社でキャリアを積むよりも幅広い経験が得られるため、スキルや知識の幅が広がり、自身の市場価値を高めることができます。異なる企業文化や業務に触れることで、柔軟な対応力も身につきます。
- 2. 正社員MSLへの転換実績
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コントラクトMSLとして経験を積んだ後、実績を重ねることで、プロジェクト先企業にて正社員登用されるケースもあります。
コントラクトMSL社員紹介(MSLのやりがいや将来性)
在籍するMSLの年齢は30代から60代までさまざま。MSL経験者のみならず、製薬企業のMRをはじめ開発、マーケティングなどから新たにメディカルとしてのキャリアを進むためにMSLとして入社、アカデミアから製薬ビジネスにチャレンジするためにMSLとして入社など、多様な目的で転身して幅広く活躍しています。
40代女性
- 内資製薬MR
- MSL
MSLになる前の不安
MRとして同じ領域を担当していましたが、科学的知識でついていけるか不安でした。
MSLになってみて
クライアント企業で2か月ほど疾患、製品の研修を受け基礎知識を得ることができたため、スムーズにMSL活動に入ることができました。
MSLになってみての安心ポイント
MIフォースのプロジェクトマネージャ(PM)との定期面談で不安、課題を相談できたため乗り越えられました。
30代女性
- 外資製薬MR
- MSL
MSLになる前の不安
正社員MRからコントラクトMSLになるとき安定性、将来性で不安がありました。
MSLになってみて
コントラクトMSLとしてキャリアを積むことができているので、将来のキャリア選択肢が増えました。チャレンジしてよかったです。
MSLになってみての安心ポイント
MIフォース担当者から、コントラクト案件は複数あり、クライアント契約満了後は次のプロジェクト提案があること、将来のキャリア選択肢も多岐に渡ることを聞いたことがよかったです。
40代男性
- アカデミア
- MSL
MSLになる前の不安
製薬企業経験がありませんでしたので、研究者から製薬企業人へのマインドチェンジができるか不安でした。
MSLになってみて
マインドチェンジが必要であることを意識することで、柔軟にチームに溶け込むことができました。
MSLになってみての安心ポイント
クライアント派遣前にMIフォースで製薬ビジネス、コンプライアンスを学ぶことができましたので不安が軽くなりました。
50代男性
- 外資製薬MR、学術
- MSL
MSLになる前の不安
年齢的に、これまでの経験的にMSLになれるか不安でした。
MSLになってみて
得意分野の知識、培った経験など、まずは自分に自信のあることでチームに貢献できたことで余裕が生まれ、MSLとして足りない部分をカバーすることができました。
MSLになってみての安心ポイント
MIフォース担当者から他にも同様の方がMSLとして活躍していること、100%のMSLはいないこと、自身の強みで足りない部分を補えればMSLとして貢献できることを聞き、MSL案件が自身の得意領域であったことからMSLへのチャレンジを決めました。
30代女性
- 内資製薬MR
- MSL
MSLになる前の不安
MRのときの情報収集スキル、社内外でのコミュニケーションスキルがMSLでも通用するのか不安でした。
MSLになってみて
自分が懸命に収集した情報を提供することで、顧客に頼られ、次のリクエストをいただけることは非常に嬉しいです。ディスカッションの中から得られたインサイトによって、例えば新たなエビデンスの創出に繋がるなどといったMRとはまた違った医療への貢献、やりがいを感じています。
MSLになってみての安心ポイント
MIフォースのPMとの定期面談で論文検索方法のヒントをもらったり、医師との信頼関係を築く第一歩は医師の役に立つ存在になることとアドバイスをもらい実践しました。
40代男性
- 外資製薬MR
- MSL
MSLになる前の不安
MRのときは、困ったことがあれば本社学術やMAに頼ることができましたが、本社スタッフのMSLは後ろ盾がなくなるため、自身で勤まるか不安でした。
MSLになってみて
MSLのマインドである自己判断、自己解決を意識することで、MR時代に培った医師との関係構築・傾聴・説明能力、疾患領域での知識、KOLマネジメントなどはMSL業務でも活かすことができました。 これまで以上に、ブレない判断軸をもち、MSLチームメンバーとの連携を意識していきたいと考えています。
MSLになってみての安心ポイント
MSL養成講座を受講することでMSLに求められる必要な4つの要素を学び、MSLの役割を理解したうえでMSLにチャレンジできたことはとてもアドバンテージになりました。
30代男性
- 外資製薬MR
- MSL
MSLになる前の不安
MRで感じていたやりがいと同様に、MSLでもやりがいが感じられるのか不安でした。
MSLになってみて
医師からは専門的な医学、科学の情報提供や意見交換ができるという期待感を持たれているため、MRのとき以上に対等な立場で接してもらえるようになりました。
与える影響も大きい重要な役割にやりがいを感じるとともに、期待に反しないように日々アンテナを張って知識のインプットに励んでいます。
MSLになってみての安心ポイント
課題や壁にぶつかったときに、PMが並走してくれているのでいろいろアドバイス、提案をもらうことで乗り越えてこられたと思います。